TOEFLはトータルで4時間という長丁場でその間の休憩時間はたったの10分というかなり過酷な試験です。
今日は初めてTOEFLを受ける方向けに当日の流れや試験会場の様子、持ち物や注意事項などをまとめておきます。
あくまでTOEFLの試験対や勉強法というよりは、前日や当日の準備について書いています。

TOEFLの試験環境はかなり特殊だし、事前にどんな感じか知っておくことで当日パニックにならないように心構え出来るよ!
Contents
試験の概要
まずは簡単に試験の概要について、TOEFLはReading、Listening、Speaking、Writingの4セクションに分かれていて、それぞれの時間や問題数は次の通りです。
Section | 試験時間 | 問題数 | 配点 |
Reading | 60分~80分 | 3~4パッセージ | 30点 |
Listening | 60分~90分 | 3パッセージ×2~3セット | 30点 |
Speaking | 20分 | 6問 | 30点 |
Writing | 60分 | 2問 | 30点 |
試験当日の実際の流れ
実際の試験当日のフローはこんな感じになります。
- 入場前にID(パスポートや免許証など)以外の私物は全てロッカーに入れる
- 試験会場入室時にはポケットの中など含めて金属探知機も使って検査する
- 試験会場には速く来た人から入場出来て、席に着いた人から試験を始められる
1パッセージにつき15問前後 × 3〜4パッセージ
- 大学などでの会話問題×1
- 講義に関する問題×2
以上を1セットとして2〜3セット
- 試験会場の外には出られるが建物の外には出られない
- ロッカーにはアクセス出来るが、取り出して良いのは飲食物のみ(スマホとか触るのは禁止)
- トイレは行ける
スピーキングは全部で6問
Writingは全部で2問
試験終わり、お疲れ様でした。
最初にReading、Listening の2セクションを受験後に、10分間のBreak Timeを挟んで次のSpeaking、Writingセクションが始まります。
トータルで4時間程度かかる試験ですが、休憩はたった10分間だけなので、かなりの集中力を要する試験であることは想像できますね(^_^;
ちなみにReading、Listeningで問題数・制限時間がその時によって変わるのは、得点に反映されないダミー問題が混ざっていることがあるからです。
ダミー問題は生徒の正答率から難易度を測るために出されている問題らしいですが、試験中にどれがダミー問題かを見抜くことは無理なので悔しいですが全ての問題に全力で取り組みましょう。
当日の持ち物は?
- 写真付き身分証明書(パスポート、免許証、マイナンバーカードなど)
- Break Timeに飲み食い出来るもの
- 直前にリスニング出来る音源
ぶっちゃけ、絶対に持ってなきゃいけないものは写真付きの身分証明書だけです。
試験会場にはこの身分証明書とメガネ以外全ての私物は持ち込み禁止です(どうしてもその時間に飲まなきゃいけない薬等がある場合は要相談)。
筆記用具も持ち込み禁止で、会場で鉛筆とメモ用紙を渡されるので、自分で持って行く必要はありません。
ただ長い試験で途中のBreak Timeでは軽い飲食出来るものがあった方が良いと思いますし、なんなら最初のReading&Listeningセクションだけで2時間半程度あるので始まる直前に何か軽食を食べておくのをおすすめします。
持ち込む食べものは何でも良いと思いますが、
- 短時間で食べられる
- 糖分補給出来る腹持ちの良いもの
- カフェイン
という条件を満たした方が良いかな。
私の場合はバナナとカフェオレを持ち込みました。特に短時間で食べられて糖質が摂取出来て、かつ食物繊維も含まれて腹持ちも良いバナナはおすすめです。

あとは会場に行く途中や、始まる直前に知っている音源でシャドーイング、リスニングをしておくとなんとなく頭が英語に慣れてくれる感じがして良いと思います。
試験会場へは早めに行く方が良いのか?
まずこの問いについて私個人の意見は”YES”、試験会場へは早めに行った方が良いと思います。
試験会場には試験開始の1時間くらい前には行くことをおすすめします。というのも、試験会場には開始30分前から入れるのですが、早く到着した人から荷物検査など受けて順に会場内へ案内されます。
中に入って最初の簡単な試験に関するInstructionを受けたら個人のペースで試験をスタート出来ます。
スタートが遅くなると何が困るかと言えば、自分がリスニングセクションの問題を解いている最中に、他の人のスピーキングが聞こえ始めるんですよ。
ReadingとListening Sectionは特に集中力を要するセクションなので、リスニングの最中の他の受験者のSpeaking音声はめちゃくちゃ気が散ります。

実際受けてみると、ヘッドセットをつけていても他の受験者の声は思ってる以上に気になってしまいます。

考えてみても、試験の最中に他の受験者が普通の音量でめちゃくちゃ喋ってる、なんて試験は他にないからね…
勿論速く試験をスタートすれば自分がWritingセクションの最中に人が話しているのを聞くことになるわけですが、個人的にはWritingはListening、Readingほどの集中力は要しないと思うんです。
しかも、多分このことに気付いているベテラン受験者ほど早めに会場に来る傾向があり、これは完全な主観ですが早くにスピーキングセクションに入っている人ほど、自信たっぷりですごい勢いでスピーキングに答えている人が多いように思います。笑
なので後半受験者の声よりも、前半受験者の声の方が気になりやすいような気がしてます。
ただ、TOEFLを受ける以上は他の人の話し声を完全に避けることは出来ないです。
早めに試験を開始すると、後から来た人のマイクテストの声がReadingの最中に聞こえたりもするので…ある程度までは、そういうものと思って受けるしかないのです。
Break Timeの過ごし方
たった10分間のBreak Timeですが、長丁場の試験で唯一の休憩タイムなので有効活用したいですね。

TOEFLの試験は10:00から始まって14:00くらいまでかかりますから、ちょうどお昼時、お腹が空きます。
なのでこの休憩中に軽く食べられる飲食物は準備しておくと良いと思います。
持ってきた飲食物は試験会場には持ち込めず、会場入り口前のロッカーに預けておきます。Break Time中だけはロッカーにアクセス可能なので(ただしスマホなどに触るのは禁止)、この10分間に少し飲食することは出来ます。
手軽に食べられるおすすめの食べものナンバー1はバナナです。
糖分も補給出来るし、腹持ちも良いので残り約1時間半程度のセッションを乗り越えられると思います。
フルーツヨーグルトのドリンクやおにぎり、サンドイッチなど手軽に食べられるものを事前に準備しておきましょう!
ちなみにBreak Timeはトイレにも行けます。逆にこの時間以外はトイレさえも出られないので、必ず直前とBreak Timeにトイレは済ませましょう。
試験の直前に出来ること
正直TOEFLの試験は直前の小手先テクニックでどうにかなる試験ではないので、直前にこれを覚えればOK!とかっていうテクニックは特にないです。
しいて言うなら前日は早く寝て、体調万全の状態で試験を受けられるようにしてくださいね、ということくらいです。
気持ちに余裕があるなら1つでも単語を覚えるためも単語帳をやるのも良いと思いますが、それよりはしっかり休んで、当日試験会場に向かう途中にはこれまで学習したリスニング音源を聞いて耳を英語に慣れさせるのが一番かなと思います。
直前(1週間〜数日前)にやるのにおすすめの教材はある?
試験1週間〜数日くらい前であれば、SpeakingやWritingの定型文を暗記することで少し得点アップにつなげやすいと思います。
なので直前の詰め込みに使えそうな教材を少し紹介しておきます。
スコア80突破ゼミ TOEFL iBT(R) テスト
TOEFLって最初にリスニングやボキャビルの練習に注力して、ライティングやスピーキングの対策が後回しになってしまっている人が多いと思うんです。
この本は前半部分でライティング&スピーキングのアウトプットセクションで最低限の得点を確保するために必要なエッセンスがコンパクトにまとめられています。
特に私は初めて受験した時は周りの受験生が早口で一生懸命に時間内に解答しているのを聞いて完全にパニックになり、自分は全然時間内にまとめられずスピーキングはダメダメでした…。
もう少し時間内にまとめることを意識して対策していけば初回でももっと得点が取れたかなぁと思ったので、この本のライティング・スピーキングセクションは初回受験直前に少しでも読んでおけば良かったなぁと思いました(´・ω・`)
ちなみにこの本、Kindle Unlimitedの対象なので、Unlimited会員ならkindle版は無料で読めちゃいます。
普通に買うと2570円する本が、月額980円のKindle Unlimitedで読めるのでめっちゃお得(*´艸`)
Kindle UnlimitedはTOEFL対策も含めた英語学習の本も多いですし、洋書もあるので英語学習の多読にもぴったりなんです。初月は無料なので気になった方は是非利用してみてくださいね!
まとめ
TOEFL直前に出来ることや当日の過ごし方・注意点などまとめました。
- 長丁場でかなり集中力が必要なので、心していく
- 写真付き身分証明書を忘れずに!
- 飲食物を準備しておくと良い(おすすめはバナナとコーヒー)
- 前日はよく休む、当日パニックにならないように!
TOEFLはなかなか大変な試験ですが、皆さんも頑張ってください!
ではまた!
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